仙台堀川公園鳥類数調査報告―公園整備計画に向けて―
( はじめに )
このたび全貌が明らかとなった江東区の「仙台堀川公園の整備計画」が、大きな問題を含んでいるとして、同区で活動しているNPO法人ネイチャーリーダー江東の会員A氏が、過去4年にわたり行っている鳥類調査を、急きょとりまとめ、掲題の「仙台堀川公園鳥類数調査報告―公園整備計画に向けて―」を発表しました。
多くの区民は、公園にこのような公告が掲示され、初めて 「整備計画」が公園を作り直す計画だと気付いた |
このページは、A氏からの了承を得て、その報告をより多くの皆さんに知っていただくため、ここに掲載させていただくものです。ここでは、報告をご紹介するのですが、そのまま転載するのではなく、区外の方や、区民で仙台堀川公園をよく知らない方でも、ご理解いただけるように、原報告にはない写真や図表も使って説明させていただきます。(これらの写真等も特に記載がない場合にはA氏から提供を受け、または了承を得ているものです。)
原報告の構成は以下のようになっていますので、任意にご興味のある箇所をご覧いただくこともできます。また、文書内で言葉に下線があり、カーソルを合わせるとその形が変化するところは関連のサイトや文書などとリンクしていますので、適宜ご参照ください。なお、リンク先は原則として別ページで開くようにしています。元のページに戻るためにはリンク先のページを閉じるか、元のページのウインドウ(またはタブ)をクリックしてください。元のページの末尾には「次頁に進む」、「前頁に戻る」のリンクがあります。
仙台堀川公園鳥類数調査報告―公園整備計画に向けて―
- 報告の目的
- 事業の進め方の問題
- 基本計画との整合の問題
- 整備計画の内容の問題
- 調査方法等
- 区間別調査結果
- 2区、3区で見られる鳥類の特徴
- (1) 水鳥と陸鳥がバランスよく生息し、陸鳥の種類数は全12区中でトップである。
- (2) カルガモの繁殖地としては12区の中で2番目に重要である。
- (3) タカの仲間ツミが繁殖する、都内においても非常に重要な林である。
- (4) キジバト、コゲラ、オナガは全12区中トップの生息数である。
- (5) ドバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメという通種も、9区と並び2-3区はその数がトップクラスに多い。
- (6) ハシボソガラスは、9区と2-3区以外では、ほとんど見られない。
- (7) 江東区内では特別に少ないわけではないが、この公園にとって、記録が少ないシロハラは1区と2区のみ、通常川辺にいるオオヨシキリと江東区内ではほとんど見ることができないオオルリは3区のみで記録されている。
- (8) ハヤブサの仲間チョウゲンボウは記録では累計7羽出現しているがそのうち過半数(4羽)は2-3区で記録されている。
- 2区、3区が他の地区と異なり多くの生き物を育める理由
- 2014年-16年5月仙台堀川公園カルガモの繁殖状況
- 2区におけるオナガの生息数推移の経年変化(剪定作業の影響)
- 2014年、15年セミ類鳴き声数参考調査
- 資料
- その他 (原報告では、「8.その他」にA氏のプロフィールが書かれていますが、本サイトでは、上記2.調査方法等の中に含めて掲載しました。)
- 原報告にはない「問題点」の詳述を加えました。
それでは、次ページ以降に報告の本文である「3.区間別調査結果」から順番に掲載いたたします。
下の「次頁に進む」をクリックしてご覧ください。
なお、報告の導入部分にある1.報告の目的と、2.調査方法等ならびに末尾にある7.資料に関しては別ページで表示しますので、必要な方はリンク先をご覧ください。