1. 報告の目的

このたび仙台堀川公園の整備計画の内容が発表されたが、仙台堀川公園がこれまでの30数年間に区民とともに築き上げてきた生物多様性の保全、育成の配慮は一切なされていない。この原案のまま「整備」なる名目で工事が進められると、江東区が推進するCIGにおいてうたわれている生物多様性の効果を大きく損なう恐れがあるだけではなく、区民にとっては長い年月をかけて身近に生物と触れ合える貴重な環境を失うこととなる。
この問題に具体的に対応し、現存する生物多様性の保全およびその環境の改善に少しでも資するために、筆者が2012年7月より仙台堀川公園で行ってきた鳥類数調査をまとめ、今回の整備対象区間が公園の中でも非常に重要な位置づけにあることを示し、検討の基礎資料として提供することを目的とする。

(原報告に書かれているのは、上記までですが、この整備計画に関する問題点を別途まとめてみました。)