2. 調査方法等

(方法)

ラインセンサス法の考え方を基本に、同じ経路を、ほぼ同じ速さで歩き、公園外も含み目視できる範囲内の鳥類を記録していく方法をとった。
仙台堀川公園の場合は、その幅が一定の上、周辺はかなり建物が接近しており、公園外であってもそれほど広範囲が見渡せないこと、近隣の街路樹やマンションの敷地にいる鳥たちであっても、公園も生息環境として共有しているとみなされることなどから、目視または確実な鳴声で確認できる範囲のものは算入した。


(調査地区分)

仙台堀川公園を、交差する道路により12 の地区に分けて集計した。
北東から西にかけて便宜上1 区、2区・・・と順に付番し、西端のポケットエコスペース(PES)を12 区とした。それぞれの地区の位置と、調査経路については左図のとおり。


(調査期間、時間)

期間は2012年7月10日から2016年5月31日までの間、多くは平日の午前中、月に2~5回、合計175日(12年18日、13年33日、14年50日、15年52日、16年22日)に及んだ。調査時間は1回あたり約1時間30分、時速約2.5kmで調査したことになる。調査日と次の調査日の間隔は、2012-13年は平均で10.4日、14-16年は7.1日。調査は、小名木川のすぐ南、公園北東の端(1区)からスタートし、西の端のポケットエコスペース(12区)までを順路とした。(12年中に9回、14年中に1回、その逆コースをとった。)


(調査者)

筆者1名のみが継続して行った。筆者のプロフィールは次の通り。

調査担当者 A氏のプロフィール
1949年東京都生まれ、
NPO法人 ネイチャーリーダー江東 会員、
公益財団法人 日本野鳥の会 特別会員

(調査活動への主な参加実績)
1971年山科鳥類研究所標識室 多摩川水道橋におけるハクセキレイ標識調査

1972年東京都公害局自然環境保護部
自然環境保全に関する基礎調査 (日本野鳥の会が受託、昭和49年3月報告書発行)
III-Aツバメ(東京西南部 西南4A地区担当)
IV-A多摩川流域鳥類調査 
(多摩川橋地区の定期調査ならびに是政における流域一斉調査の一部担当)
IV-B東京湾沿岸鳥類調査 (夢の島の一部担当)

2013年~15年、12月水鳥定期調査
(NPO法人ネイチャーリーダー江東実施、荒川コースの一部担当)

2014-15年新砂貯木場における鳥類数調査
(NPO法人ネイチャーリーダー江東実施、平成27年報告書作成)


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