(5)  なぜ、2-3区でツミは繁殖しているのか

注: 絶滅危惧種の具体的な営巣場所を、不特定の方の閲覧を前提とするウエッブ上に記載することは、心無い密猟者などに悪用される恐れがありますので、大変申し訳ありませんが、ここでは、営巣場所等を推測しうる原報告の一部文字をA氏の了承のもと、「○」に置き換えさせていただきました。ご理解いただければ幸いです。また、「○」の数は必ずしも原報告の文字数と同じではありません。

もともとは山地でしか見られなかったツミも、最近では東京でも営巣をしているようである。それでは、なぜ住宅密集地である江東区の公園に営巣しているのか、理由は不明である。
餌としてスズメを好んで食べるようだが、単純にスズメが多い林というだけで ○ ○ ○に営巣すると考えることはできない。しかし、 ○ ○ ○で営巣した場所と ○ ○ ○場所は共に ○ ○ ○ ○ ○。営巣した樹木は異なるが、その巣の下は区民がよく通る環境である。 ○ ○ ○ ○ ○地区の○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○位置で、その○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○があり、その○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○には ○ ○ ○ ○ ○  ○ ○ ○ ○ ○があり ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○。ツミの巣のある場所は、 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○。
上述のように、広大な葛西臨海公園でも実際に猛禽類が繁殖した記録がないことから、ツミが営巣するためには、最低どのような自然条件を満たさなければならないのかはわからないが、現に数年にわたり ○ ○ ○で営巣を続けているのであるから、少なくともこの周辺の環境には手を付けず今後の動静を見守り、江東区内でさらに定着していくように環境づくりを行うのが好ましいし、東京都区部の絶滅危惧種IA類に指定されているツミが巣作りの実績があるという状況を掌握した上で何の対応も行わず、その環境をいたずらに変革することだけは避けなければならない。

絶滅危惧種が営巣しヒナを育てた実績があるにもかかわらず、環境保全を何も行わずに道路の拡幅に着手するとなると、江東区が都のレッドリストを無視することにつながり、環境保全の基本姿勢を疑われることにつながりかねないので慎重に対応する必要があろう。



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